トップページへ
活動報告
活動報告一覧に戻る


■第2回 墨田にゃんにゃんセミナー
平成16年11月3日(水祝)

開催日:平成16年11月3日(水祝)13:00 〜 16:00
会 場:墨田区立第三寺島小学校
主 催:すみだ地域ねこの会
協 力:墨田区保健所生活衛生課
資料提供:東京都福祉保健局健康安全室環境衛生課

「野良猫に関する様々な問題、解決できます!」第2回にゃんにゃんセミナーのテーマです。フンやオシッコの匂い、さかりの鳴き声、餌を与えるだけでは増える、与えなければゴミをあさる、、、これらの問題は「地域猫」にする事によって全て解決します。今回のセミナーでは冊子『セミナーガイド』を使ってじっくり説明しました。普段目にかからない法律や条例から、具体策など地域猫の入門編です。御来場者は20名程、ゲストとして、墨田区保健所生活衛生課、NPO法人ねこだすけからお話をいただきました。また、東京都からは飼主責務の普及啓発資料として、様々な資料のご提供をいただきました。

墨田区保健所生活衛生課からのお話では、数多くの苦情相談が保健所に寄せられる中、その多くは当事者間でのコミュニケーションが無いという事でした。これは野良猫問題のみならず様々な問題の原因になっているのでしょう。また、問題の解決は住民の皆様が主体となっていただくことが大切だという事でした。確かに、地域として取組まず、他人まかせでは、いつまでたっても同じ事の繰り返しです。同保健所は、野良猫の相談があると『地域猫』の方法を説明していただいているそうです。行政が地域猫に対して深くご理解いただいている事に心より感謝致します。

また、NPO法人ねこだすけからは、ハルスプランの中からお話がありました。ハルスプランとは東京都が打ち出した「人と動物との調和のとれた共生社会の実現」を目的とした、総合基本計画です。その中のひとつ「飼主のいない猫との共生支援事業」については、地域猫活動に関わるものです。地域とボランティア、そして行政の支援があって地域猫活動がうまくいくのです。もはや、野良猫問題は、地域猫にすることによって解決します。ですので、残る問題は飼主の責務です。捨て猫をしないこと。同プランにある「虐待・遺棄防止への取組」では、警察当局との連携も明記されています。これで、警察も動かざるを得ないわけです。警察の協力があれば、更に野良猫問題は解決して行くでしょう。

セミナーの後は、相談受付です。様々な相談が寄せられました。中には「ご近所なので言いたい事を言いにくい」というご意見がありました。一旦猫を挟んで人と人の間に出来てしまった溝を埋めるのは、誰でも重い気持ちになるものです。地域猫は地域で管理していくことから、少し範囲を広げてお話し合いの場を持ち、ボランティアや第三者を間に立てて話し合えば、話しやすくなるでしょう。一度コミュニケ?ションをとってみてはいかがでしょう。人は意外にわかりあえる所もあるものです。さぁ、あなたの町の10年後を想像して下さい。何もしなければ今のまま、いやもっとひどい状態でしょう。けれども、一歩でも前に進めば、人と人とが協力する町、野良猫が増えない町になります。そんな温かい町に住んでみたいと思いませんか?階段を一段づつ登るように、できる事からはじめてみましょう。

セミナー開催にあたり、多くの方のご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。



活動報告一覧に戻る

トップページへ
すみだ地域ねこの会